自分にあったお箸の選び方(使いやすいお箸とは)

(1)長さ
利き手の親指と人差し指で直角に矢印を作った時、人差指と親指の間の長さを一咫(ひとあた)と言います。 この長さの1.5倍の長さが適当な目安です。
13cm(2歳)
18cm(小学3〜4年)
長さは人それぞれ、好き好き、個人差もあります。また、太さとのバランスもあるのであくまでも目安として頂くとよいと思います。
(2)太さ
箸の太さは指の太さや、手の厚さに関係します。一般的には指の太い人には太めの箸、指の細い人には細い箸が持ちやすいと思います。 使いやすさで選ぶのとは別に、例えば女性でしたら細身のお箸を持つと手元が上品に、美しく見えるなどといったデザイン、見た目から選ぶのも一つの方法です。
(3)箸先の形
箸先にも色々な形状や工夫がされています。多角形のものから溝があるものなど。いずれも滑りにくくする工夫がしてあります。その代表的な特徴を説明します。
先角・・・
箸先が面取りされていて角が食材に引っ掛かるため滑りにくいのが特徴です。麺類用の箸などはほとんどこの形。仕上げが拭き漆の場合が多いです。
先削り・・・
箸先までランダムに削りが入っていることで、食材がよく引っかかり滑りにくくなっています。仕上げは、やはり拭き漆が大半です。
乾漆・・・
漆を塗った上から、さらに乾燥させた粉末状の漆を蒔きさらにその上から漆を塗って研ぎだすことによって表面をザラザラに仕上げたもので、滑り止めの効果があります。

全体が乾漆のもの、箸先だけのものと様々です。この加工は滑らないだけでなく箸を頑丈にする役割もあります。
(4)塗り箸と木箸
[塗り箸の特徴]
漆を丁寧に塗っているため表面が滑らかで口あたりがよいのが特徴。 また堅牢であるとともに表面に汚れが付きにくく、常に清潔感を保つことがたやすい利点があります。
[木箸の特徴]
木のぬくもりを残し、拭き漆や蜜蝋、オイルで仕上げられています。適度な木肌の摩擦を残し、その形状を自由に表現できることから多角形など特徴のある形を作ることができます。 作り手によって様々な滑りにくい工夫が施せたり、使いやすさを追求したりとその形状は多様です。用途別の箸などはその用途によって形状を変化させられる木箸のものが多いのはそのためです。
(5)重さ
人それぞれに好みの重さや重心の位置があります。これといって基準はなく実際に持った感覚が一番合うものを選びたいものです。
(6)しなり
適度なしなりは掴みやすさ、摘みやすさにつながります。特に竹のお箸などには折れない、程よいしなりがあります。
(7)デザイン
伝統的なものからモダンなもの、色や模様、塗の技法や形状など様々です。自分の好み、持つ人のイメージに合わせて選んでみるのも楽しさの一つです。