西陣織 模様箔箸
数ある京都の伝統産業の中でも、言わずと知れた西陣織。
ほとんどの方が一度は耳にしている京都の絹織物ですが、実際どのようなものなのか詳しくご存じの方は少ないのではないでしょうか? 京都の絹織物の歴史は古く、もとをただせば5、6世紀までさかのぼるそうですが、応仁の乱の後、西軍の山名宗全が本陣を敷いたとされる場所に織工が集まったことで、高い技術と知恵によって高級な織物が作られ、伝統として受け継がれて来たのが西陣織です。 華やかで、ため息が出るほど美しい西陣織は沢山の染められた糸を縦と横に織り込んでいくのですが、実はその緯糸(よこいと)にかわって織り込まれる柄絵箔・模様箔(引箔)というものがあるのを御存じでしょうか?今回はこの引箔を製造する楽芸工房さんにお邪魔して作業をいろいろと見せていただきました。 こうした柄絵箔・模様箔(引箔)は、1万円札に使われている高級な三椏(みつまた)や楮(こうぞ)で作れた和紙に金箔や銀箔、プラチナ箔や真珠、螺鈿、漆といった大変高価な材料で仕上げた柄の箔なのです。着物の柄に応じて様々な色や材料を組み合わせて作るため気の遠くなるほどの数え切れない種類があるそうです。 ちなみにこれはパッと見何かわからないかもしれませんが、これは純金を用いた箔です。触ると純金の厚みが手に伝わってきます。 この箔をどのように使うかというとこの糸を幅0.26ミリから約6ミリと様々な太さに裁断し、裁断した箔を緯糸に見立てて織り込んでいきます。 確かに裁断された箔はまるで糸のようです。 実際に織り込まれた処を見ると箔によって光沢が出ているのが分かります。下から糸のようなものが出ているのが織り込まれた箔です。 これも真珠粉を使った箔ですが、実際に織り込んで製品になると 箔の模様が帯にそのまま表れているのが分かります。光沢のあるところとそうでないところはこの箔の模様によって決まるのです。ちなみに一本の帯を作るのにこの箔は約5枚ほど必要だそうです。 これも豪華な帯ですが、裏から見ると糸で織られた部分と箔であらわした光沢のある部分とがこのようになってわかれているのが分かります。 (製品はこの裏地が見えないようにきちんと加工されます。) このように西陣織に使われる模様箔を使って加飾を施したオリジナルのお箸ができました。 柄の種類があるだけお箸にも使えるのですが、そのおびただしい数ゆえに一部をご紹介します。 もちろんお箸を制作しているのもこの箔を作る職人さんが直接手掛けます。 異業種とはいえそこは高い技術とこだわりの考えが、お箸の中にも注ぎこまれており、非常に質の良い、他にはない雰囲気の箸に仕上がっています。 柔らかい滑りとめも施して実用性にも長けています。 これからもっともっと工夫を凝らした製品もできていきそうです。(追って紹介していきます。) 今まで知らなかった西陣織の奥の深い深い世界はもとより、改めてこのような技術を取り入れることが出来るという箸の可能性も感じました。本当に勉強になった一日でした。西陣織、模様箔の箸店頭にてご用意いたしております。他にはどこにもない京都の伝統工芸とのコラボレーションで生まれたお箸です。 ぜひ一度店頭にてご覧頂けたらと思います。(1膳¥1,470にて販売いたしております) |
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