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<<2009 August>>

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廬山寺

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今年の夏は梅雨が長引き、夏らしい暑さを感じたのもつかの間、早くも秋の気配。
八月に入って五山の送り火、地蔵盆も終わるころは例年ですとまだ「暑い、暑い。」と言っていたと思うのですが、今年は朝晩は肌寒さも感じるような気候です。
こんなに早い夏の終わりはなんだか寂しい気もしますが、うらはらにこのまま涼しくいて欲しいというのが本音といったところです。

そんな中、夏の終わりにふさわしく、静けさを求めて廬山寺に行ってきました。

この廬山寺は正式名称は廬山天台講寺というそうで天台系圓浄宗の大本山ということです。
もともとは比叡山に位置していたこのお寺、応仁の乱、比叡山の焼き打ちにも遭い、1573年に現在のこの地に移転してきたのだそうです

この地はもともと紫式部の曽祖父、中納言藤原兼輔から叔父の為朝、父の為時へと伝わった邸宅で紫式部も人生の大半をここで過ごしたと言われ、源氏物語を執筆した場所でもあるそうです。

中に入ると本当に静かで

平安朝の庭園の「感」をあらわした白い砂と苔の庭の「源氏庭」があってこの時期は
桔梗が静かに花を咲かせています。

桔梗は青紫の美しい星型の花で、つぼみのころは花弁がすべてくっついて丸まっていることから英語では"balloon flower"と呼ばれています。

もちろん花だけでなく、源氏物語にちなんだ貴重な文献なども展示されています。

文章であらわされた情景を描いた源氏絵や

江戸時代の百人一首

源氏物語の注釈書や

国宝の源氏物語絵巻


小さくて静かなお寺ですが、見どころいっぱい。
夏の終わりに桔梗を見ながら平安の時代に思いをはせての参拝でした。