今年最後の連休、二十四節季でいうところの小節も過ぎ、ずいぶんと日が短くなってまいりました。
毎年この時期は全国から紅葉を見にたくさんの方が観光に訪れます。
紅葉の名所はたくさんありますが、今回は岩倉の実相院に訪れてみました。
叡山電鉄の岩倉駅で降りて北に向かいます。

秋らしくコスモスも満開で、この辺りは車も少なく、のんびりと散歩をしながら景色を楽しむことが出来ます。

たくさんの柿がなった木の葉はすでに落ち、その向こうに比叡山を望みます。

川沿いの道はどことなくのどかな雰囲気で、快晴の中ほっとする時間が流れているように感じます。
のんびり歩いて15分くらいでしょうか?実相院が見えてきます。

このお寺も由緒ある格式の高い門跡寺院の一つです。1229年に門跡寺院となりその頃は北区の紫野にあり、その後京都御所の近くに移ったのちにさらにこの場所岩倉に移ったのだそうです。
その理由は応仁の乱の戦火を逃れるためだったとか。現在の位置は御所から直線にして約7〜8km北北東に位置する場所です。応仁の乱による戦災を逃れるために大移動しなければならなかった当時の苦労がうかがえます。
また、この立派な門も御所から移築されたそうです。
中に入ると二つの大きな庭があり、まずは石庭。

赤、黄、緑と真っ白な庭のコントラストがなんとも美しく立派です。
ぐるりと回るとこちらは池泉回遊式庭園

自然が色濃く残ったこちらのお庭も素敵です。
さらにこのお寺は狩野派の襖絵をたくさん見ることが出来、またもう一つの目玉は黒光りする床に移る「床紅葉」はとても有名です。
床が赤く染まった景色はとても美しいものですが撮影禁止なのでこちらでは紹介できないのが残念です。
そんな事を思いながらふと庭の池に目をやると

苔のわきの池に移る真っ青な空と紅葉がなんとも美しく、吸い込まれてしまいそうです。
自然の宝庫であるこの庭にはモリアオガエルが生息するそうです。
目を凝らして探してみましたが、かわりにカマキリを見つけました。

越冬の準備でしょうか?せわしなく動いているように見えました。
ピークを迎えてそろそろ散り始めですが、京都の紅葉やはり良いものです。